Claude Codeでホームページ作成|実際の10工程と、人が決めること

Claude Codeでホームページ作成|実際の10工程と、人が決めること

「Claude Codeでホームページを作れるらしい。でも、自分にもできる? どこでつまずく?」——「claude code ホームページ 作成」で調べると、手順を紹介する記事がたくさん出てきます。ツクシでは、誰に何を伝えるかを決めること、取材・撮影、言葉選び、そして載せた内容への最終的な責任は人が持ち、ページを組み立てる作業と確認の作業をClaude Codeに任せて、このサイトを含む自社のサイトを作っています。作業は確かに速く、安くなりました。でも、検索で上がるか、問い合わせが来るかを決めるのは中身だ、というのが実際に使ってきた私たちの実感です。この記事では、Claude Codeでのホームページ作成を、料金・始め方・私たちが実際に使っている10工程の順に説明します。あわせて、作業中に実際に起きたこと、規約と学習設定の原文、AIで作ると検索で不利なのかも、分かっていることと分かっていないことを分けて書きました。読み終えたときに、自分で作るか、どこまで自分でやって、どこを頼むかが決まっていることがゴールです。

結論:Claude Codeでホームページ作成は速い。でも「何を載せるか」と「公開後の確認」は人が決める

Claude Codeを使うと、ホームページを組み立てる作業はとても速くなります。一方で、道具を変えても人がやるしかないことは残ります。私たちの分担は、こうなっています。

人が決めること・やることClaude Codeに任せていること
誰に、何をしてほしいサイトか(ゴール)を一文で決める決めたことをもとに、ページの組み立て・文章のたたき台を作る
取材・撮影。載せてよい事実かどうかの判断画像を軽くする、スマホ向けの表示を整える
言葉選び。スマホで実際に触って「使いにくい」を見つける全ページのはみ出し・リンク切れ・画像切れの自動チェック
ドメインのDNS設定、Search Console・GA4の画面での登録や印付け公開のコマンド、計測タグを全ページに入れる、サイトマップを作る
公開したあと、本番のURLで最後に確かめる確認の手順を毎回同じ順番でくり返す

※ツクシの分担です。どこまで任せられるかは、使う人やサイトによって変わります。

「全部AIがやってくれる」と思って始めると、DNSや計測の画面操作で止まりやすくなります(止まりやすい3か所)。逆に、人がやる部分を先に分かっていれば、Claude Codeはとても頼もしい道具です。

ツクシの作り方:人が決めて、作業をClaude Codeに任せる

ツクシは我孫子を拠点にした個人事業で、撮影・編集は外部のパートナーとチームを組んでいます。サイトの制作では、代表が企画・取材・撮影と、公開した内容の最終的な責任を持ち、ページを組む作業と、事実や表現の確認作業の一部をClaude Codeに任せています。記事は、公式資料との照合と表現のチェックを通してから公開し、公開後に代表が読んで直しています。この流れで、次のサイトを公開・運営しています。

サイトどんなサイトか
ツクシ(このサイト)我孫子・柏の中小企業向けの会社サイト。サービス紹介とお役立ち記事
ヨミコミ漫画のクイズと解説。間違えた問題は、解説と登場回のあらすじでおさらいできる
ハナセタ場面ごとの英会話フレーズを4択ゲームで覚えるサイト
Say It Sushi海外の方向けの日本語ゲーム(英語のサイト)

自社で運営しているサイトの一覧は運営サイトのページにあります。どのサイトも同じ流れで作り、公開し、記事を足してきました。その流れを10の工程にまとめたのが、私たちの手順書(10工程)です。手順書には、つまずいたことを日付つきで書き足しています。

AIを使っていることを、先に書く理由

正直に言うと、AIを使っていると明かすと、信頼されにくくなるという研究があります。13の実験で、AIの利用を明かした人は、明かさなかった人より信頼されにくかった、という結果です。同じ研究では、本人が明かすより、第三者から知られた場合のほうが、信頼の下がり方は大きかったとも報告されています。

出典:Schilke & Reimann「The transparency dilemma: How AI disclosure erodes trust」Organizational Behavior and Human Decision Processes 188, 104405(2025年5月)。DOI:10.1016/j.obhdp.2025.104405。ホームページ制作の依頼の場面を調べた研究ではありません。

それでも書くのは、隠して後から知られるより、自分たちの言葉で、人が何をしているかと一緒に伝えたいからです。道具を何にするかより、「誰が、何に責任を持っているか」のほうが大事だと考えています。

Claude Codeとは:チャットのClaudeとの違いと、使える場所

Claude Code(クロード・コード)は、Anthropic(アンソロピック)が提供している、プログラムを書く作業を手伝うAIの道具です。チャットのClaudeとのいちばんの違いは、自分のパソコンの中のファイルを読み書きし、コマンドを実行できることです。チャットでは「HTMLのコードを書いてもらい、自分でファイルに貼る」になりますが、Claude Codeでは「フォルダの中に、ページのファイルを作ってもらう」ことができます。

公式の説明では、使える場所は「ターミナル、IDE、デスクトップアプリ、ブラウザ」です。

使える場所どういうものか
デスクトップアプリClaudeのアプリの「Code」タブ。黒い画面(ターミナル)に慣れていない人には、ここがいちばん入りやすい
ターミナル文字で命令を打つ画面で使う。エンジニアの多くはここ
IDEVS Codeなど、プログラムを書くための編集ソフトの中で使う
ブラウザclaude.ai/code から使う。始めるには GitHub のリポジトリ(ファイルの置き場所)が必要

出典:Claude Code ドキュメント「概要」「Web クイックスタート」(2026年10月9日に確認)

なお、ツクシはAnthropicと提携などの関係はありません。この記事は、道具の利用者としての経験と、公開されている公式資料をもとに書いています。

料金と必要なもの(2026年10月9日時点)

まず押さえておきたいのは、無料プランではClaude Codeは使えないことです。公式ドキュメントには、こう書かれています。

「Claude Code には、Pro、Max、Team、Enterprise、または Console アカウントが必要です。無料の claude.ai プランには Claude Code アクセスは含まれていません。」

出典:Claude Code ドキュメント「高度なセットアップ」(2026年10月9日に確認)

個人や小さな事業で使うことが多いプランの料金は、公式の料金ページで次のとおりです。

プラン公式の料金ページの表記Claude Code
Free$0使えない
Pro「$17 年間サブスクリプション割引適用時の月額($200 一括請求)。月払いの場合は $20」使える
Max「$100 から 月額」。「Pro より 5 倍または 20 倍の使用量を選択」使える
Teamスタンダードシート「$20 年払い時のシートあたり月額。月払いの場合は $25」、プレミアムシートは年払い時 $100(月払いは $125)使える範囲はシートの種類ごとに公式で確認

出典:Claude「料金」(2026年10月9日に確認)。料金ページには「使用量制限が適用されます。表示価格には該当する税金は含まれていません。価格およびプランはAnthropicの裁量により変更される場合があります。」とあります。料金はドル表記で、税別です。日本円での請求額はこの記事では確認していません。料金とプランは変わりやすいので、申し込む前に必ず公式ページで最新の内容を確認してください。

使う量についても、公式に「Pro および Max プランの広告表示される使用制限は、Claude Code および Agent SDK の通常の個人使用を想定しています。」とあります(法務とコンプライアンス)。

Claude Code以外に必要なもの

  • パソコン:公式のシステム要件は、macOS 13.0以上/Windows 10 1809以上/Ubuntu 20.04以上など、4GB以上のRAM、インターネット接続です(高度なセットアップ)
  • 公開する場所:作ったファイルを置いて、ネットで見られるようにする場所(公開先の選び方)
  • 独自ドメイン:「〇〇.com」のような自社の住所。会社のサイトなら取っておきたい
  • 自社の素材:写真、料金、対応エリア、お客さまの声。ここはAIには作れません(作ると事実ではなくなります)

サイトを置く・公開するお金(ツクシの場合)

Claude Codeの利用料とは別に、公開して運営するお金がかかります。ツクシの例です。

項目ツクシの場合
公開する場所(Cloudflare Pages)0円(無料の範囲で公開)
独自ドメイン年に1回のドメイン代のみ
Search Console・GA40円
記事の図解・アイキャッチ(画像生成AI)1記事 約130円(本番の画質で5枚の場合)

※ツクシの社内手順書(2026年10月9日版)より。Claude Codeの利用料は含みません。無料の範囲の条件は、各サービスの公式で確認してください。依頼して作る場合の相場はホームページの費用相場と維持費にまとめています。

いちばん簡単な始め方:デスクトップアプリの「Code」タブ

ターミナルに慣れていない方には、Claudeのデスクトップアプリの「Code」タブから始める方法がいちばん手軽です。公式には「アプリには Claude Code が含まれているため、CLI を別途インストールする必要はありません」「Code タブを使用するために Node.js または CLI をインストールする必要はありません」とあります(有料プランが必要です。出典:Claude Code ドキュメント「概要」「デスクトップ クイックスタート」、2026年10月9日に確認)。

出典:Claude Code ドキュメント「デスクトップ クイックスタート」(2026年10月9日に確認)

ターミナルで使う場合

ターミナルで使う場合は、公式で推奨されている「ネイティブインストール」で入れます。

  • Mac・Linux・WSL:curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
  • Windows(PowerShell):irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

公式には「ネイティブインストールは、最新バージョンに保つために自動的にバックグラウンドで更新されます。」とあります。ほかに Homebrew や WinGet で入れる方法もあります(この2つは、初期の設定では自動で更新されません)。

ひとつ注意があります。少し前の解説記事には「まずNode.jsをインストール」と書かれているものがあります。いまの公式の手順では、Node.js(22以上)が必要なのは npm で入れる場合だけです。古い手順のまま進めて迷ったら、公式の高度なセットアップのページに戻るのが近道です。

最初は「確認してから動く」設定で

Claude Codeはファイルを書き換えたり、コマンドを実行したりできます。公式の説明では、ターミナルやVS Codeで使う場合、いまの版では最初のモードが「auto モード」です。このモードでは別のモデルが操作を確認し、安全でないと判断したものを止めます(権限モード)。一つひとつ自分で確かめたいときは「Manual モード」に切り替えます。Manual モードでは「Claude Code は読み取り専用の権限で開始されます。ファイルを編集したり、テストを実行したり、コマンドを実行したりする必要がある場合は、まずユーザーに確認し」ます(セキュリティ)。モードは、ターミナルでは Shift+Tab、デスクトップアプリでは送信ボタンの横の切り替えで変えられます。最初のモードは使う場所や版によって違うので、画面の表示で今のモードを確かめてください。慣れるまでは Manual モードにして、何をしようとしているかを読んでから「許可」を押すのがおすすめです。私たちも、作業中の事故の多くは「どこで実行するか」の確認不足から起きました。

Claude Codeでホームページを作る10工程(人とAIの分担つき)

ツクシでは、サイトを作って公開し、育てるまでを10の工程に分けた手順書を使っています。それぞれの工程で、人がやることとClaude Codeに任せることを分けています。

工程人がやることClaude Codeに任せること
01 企画やりたいことを話す。「誰に・何をしてほしいか」を決める話した内容を一文ずつに整理して、確認を返す
02 調査調査の結果を読んで、何で差をつけるか決める競合のサイト、狙う検索の言葉、上位の記事の見出しを集める
03 設計ページの地図(サイトツリー)とURLを決める案を作る。引っ越しなら、旧URL→新URLの転送表を作る
04 制作スマホで実際に触って、見た目と言葉の感想を返す試作を作り、直し、また出す。画像を軽くする
05 品質チェック何を公式資料で確かめるかの決まりを作る。お客さまの事実は載せてよいか判断する。公開後に読んで、違うところを直す数字・料金・法律を公式資料と照らし合わせる。言い過ぎの表現を直す。図解を本文と1枚ずつ照合
06 ドメインドメインを買い、DNSを設定する公開先にドメインをひもづける
07 公開本番のURLを開いて確かめる公開のコマンドを実行し、主なページが表示されるか確かめる
08 計測GA4・Search Consoleの画面で登録し、成果の印(キーイベント)を付ける計測タグを全ページに入れる
09 見つけてもらうSearch Consoleでサイトマップを送るサイトマップに全ページが入っているか、リンクされていないページがないかを確かめる
10 運用記事を読んで直す。Search Consoleの数字を共有する記事のたたき台、直し、次に書く記事の提案

※ツクシの社内手順書(2026年10月9日版)をもとに作成。

こうして並べると、01・02・04・05の判断と、06・08の画面操作が人の仕事として残ることが分かります。とくに06のDNSはAIに渡しているカギ(権限)では触れず、08の登録や印付けも人の画面操作でした。どれくらい時間がかかるかは、サイトの大きさと、01〜05で何を決めるかによって大きく変わります。手が止まるのは、作る作業より「決める」作業というのが私たちの実感です。

最初の指示は「誰に・何をしてほしいか」から

Claude Codeへの最初の指示は、デザインの好みより先に、誰に何をしてほしいサイトかを書くと、ぶれにくくなります。たとえば、こんな書き方です。

我孫子市で外壁塗装をしている会社のホームページを作りたいです。見てほしいのは、築15年前後の戸建てに住む50〜60代の方です。ゴールは、LINEで「見積もりの相談」をしてもらうこと。ページは、トップ・料金・施工事例・会社概要の4つ。写真と料金は、あとでこちらが用意したものに差し替えます。まずは構成の案を見せてください。

ポイントは、写真や料金などの事実は「あとで自分が入れる」と伝えておくことです。何も言わないと、それらしい仮の文章や数字が入ることがあり、そのまま公開すると事実と違う内容が載ってしまいます。

指示やルールは、会話のたびに言い直すより、フォルダの中のファイル(CLAUDE.md など)に書いておくと、作業のはじめに毎回読み込まれるので、同じ前提で作業してもらいやすくなります(必ず守られる仕組みではないので、大事なことは結果を確かめます)。ツクシでも「誰に・何を」や、言い過ぎの表現を使わないといったルールをファイルにまとめています。

問い合わせの入口は、最初に1つ決める

問い合わせの入口(フォーム・電話・LINEなど)は、ゴールに合わせて最初に決めておきます。ファイルを置くだけのサイトでは、フォームの「送信されたものを受け取る仕組み」を、公開先の機能や外部のフォームサービスなどで別に用意する必要があります。電話ボタンやLINEの友だち追加ボタンなら、リンクを置くだけで動きます。どれにしても、公開したら自分で実際に押して確かめます。

スマホで触って直すのが、いちばん早い

パソコンの画面で見ていると、スマホの不具合には気づけません。私たちも、スマホで長くなったメニューが下までスクロールできない不具合を、公開後に見つけて直しました(2026年10月)。試作ができたら、まず自分のスマホで触る。この一手間が、いちばん効きます。

公開先の選び方と、WordPressとの関係

Claude Codeで作ったファイルは、どこかに置かないとネットで見られません。「claude code ホームページ 作成」で上位10記事では、公開先としてNetlify(3本)、GitHub Pages・Vercel(各2本)が出てきて、Cloudflare Pagesに触れた記事は1本でした(Yahoo!検索、2026年10月9日、ツクシ調べ)。

ツクシはCloudflare Pagesを使っています。理由は、ドメインの購入・DNS・公開先をCloudflareの中でまとめて管理でき、私たちのようなファイルを置くだけのサイトなら無料の範囲で公開できているからです。どの公開先にも無料の範囲と条件があるので、選ぶときは各社の公式ページで、無料で使える条件と独自ドメインの扱いを確かめてください。

選ぶときに見ておきたいのは、この3つです。

  • 独自ドメインをつなげるか:会社のサイトなら、自社のドメインで公開したい
  • 公開のやり方:GitHubに上げると自動で公開されるのか、自分で公開の操作をするのか(ツクシの設定では、GitHubに上げても自動では公開されず、公開の操作を別にしています)
  • 契約の名義:公開先とドメインのアカウントは、自社の名義で持つ。名義の考え方はホームページ公開後にやること(名義の節)へ

WordPressとの関係

Claude CodeをWordPressのテーマの編集などに使っている例もあります。ただし、ツクシのサイトはWordPressを使っていません。文章と部品のファイルから、1つのコマンドでサイト全体を書き出す作りにしています。プラグインや本体の更新がなく、表示も軽く、サーバー代もかからないからです。そのかわり、管理画面から自分で文章を直すことはできません。社内で誰かが管理画面から更新したいなら、WordPressや作成ツールのほうが合う場合があります。

止まりやすい3か所:ドメイン・公開・計測

自分たちの経験から言うと、Claude Codeでホームページを作っていて手が止まりやすいのは、作る工程ではなく作ったあとです。

止まりやすいところなぜ止まるかどうするか
① ドメインのDNS設定ドメインの管理画面での操作が必要で、AIに渡しているカギでは触れなかった(ツクシの場合)公開先の案内どおりに、自分で設定を追加する。設定を間違えると表示されないので、1つずつ確かめる
② 公開のコマンドどのフォルダで、どの設定で実行するかを間違えると、本番に出なかったり、別の場所に出たりする実行する前に「どこで・何を」を読む。公開したら本番のURLを開いて確かめる(実際に起きたこと)
③ 計測の印付け計測タグを入れるのはAIでもできるが、GA4の画面でゴールの行動に印(キーイベント)を付けるのは人の操作公開の翌日にGA4を開いて印を付ける。手順は公開後にやること(GA4の節)へ

どれも、ホームページの見た目は正常なまま止まるのが厄介なところです。とくに③は、忘れていても何も起きないので、問い合わせが「0件」に見えて初めて気づくことがあります。

ここだけ手を貸してほしい、という方へ。ツクシでは、AIや作成ツールで作ったサイト向けの仕上げパック(55,000円〜・税込)で、独自ドメインの接続や、問い合わせ・電話・LINEへの導線づくりをお受けしています。Claude Codeで作ったサイトも、まず今の状態を無料で確認してから、お受けできる範囲とお見積りをお伝えします。

Claude Codeで作業中に、実際に起きたこと

ここからは、私たちが運営・支援しているサイトで、Claude Codeで作業している最中に起きたことです。社名やサイト名は伏せています。どれも、指示を出した私たちの確認が足りなかったことが原因でした。

何が起きたか原因今のルール
公開のコマンドを、サイトのフォルダではなく、いくつものサイトをまとめた一番上のフォルダで実行し、別のサイトを上書きしかけたどのフォルダで実行するかを確かめずに進めた公開のコマンドは、必ずそのサイトのフォルダで実行する
公開先を作るコマンドを使ったら、公開先は作られず、別の仕組みの設定ファイルが作られた(2026年10月)使っている道具(Cloudflareの公開用ツール)の新しい版で、コマンドの動きが変わっていた公開先は別の方法で作る。道具の動きは版によって変わる前提で、結果を確かめる
公開の前にGitHubに上げると、まだ公開していないURLを検索エンジンに知らせてしまうことに気づいたGitHubに上げたときに、検索エンジンへの通知が自動で飛ぶ仕組みにしていた「公開 → 本番で表示を確認 → GitHubに上げる」の順番を守る
画像生成AI(Claude Codeとは別のサービス)で作った図解の文字に、誤字が入っていた(「待てば」が「待ててば」に)画像の中の文字まで、AIがそれらしく作ってしまう。本文にない出典や強い言い切りが入ることもある図解は公開前に1枚ずつ本文と照合する。出典・言い切り・余計な誘導文を見る

※ツクシの社内手順書(2026年10月9日版)の記録より。

4つ目は、ホームページの中身に関わる話です。AIはそれらしいものを作るのが得意なぶん、ありそうな出典や数字を書いてしまうことがあります。Googleも、AIで作ったコンテンツは公開前に「手動でファクト チェックを行い、正確性と信頼性を確認することが重要です」とし、その確認は title やメタ ディスクリプション、画像の代替テキストなどにも当てはまるとしています(生成 AI コンテンツの使用に関するガイダンス、2026年10月9日に確認)。

このほかにも、本番ではなく確認用の場所に公開されていた(公開のコマンドで「本番」の指定が抜けていた)、本番のサイトマップだけが古いままだった、スマホのメニューが下までスクロールできなかった、といったこともありました。これらは公開後の確認で防げることなので、ホームページ公開後にやること(実際に踏んだ落とし穴5つ)に、気づき方と対策をまとめています。

あわせて読みたいホームページ公開後にやること|初期設定と3か月の確認、実際に踏んだ落とし穴5つ

一度つまずいた場所は、次から確認する場所になります。私たちの手順書が少しずつ長くなっているのは、そのためです。

公開してから:計測とサイトマップは、人の確認が要る

「claude code ホームページ 作成」のYahoo!検索の上位10記事(2026年10月9日、ツクシ調べ。YouTube動画と公式トップページを除いた記事の上から10本で、本文に語句が出てくるかを機械的に確認)では、Search Console・GA4・インデックス(Googleへの登録)に触れた記事は見当たりませんでした。でも、ホームページは公開してからが本番です。Claude Codeで作った場合に特有なのは、次の点です。

  • 計測タグを全ページに入れるのはClaude Codeに任せられる。GA4で成果の印を付ける、Search Consoleで「確認」を押すのは人の操作
  • サイトマップ(ページ一覧)はClaude Codeで作れる。でも、本番のサイトマップに最新の全ページが入っているかは、公開のたびに確かめる
  • 記事を足したら、どこからもリンクされていないページがないかを確かめる(記事の一覧に足し忘れると、Googleがたどり着けない)

Search ConsoleとGA4の具体的な操作は、ホームページ公開後にやることで順番に説明しています。

AIで作ると検索で不利? Googleの説明と、私たちの実感

ここは、私たちもまだ答えを出せていないところです。分かっていることと、分かっていないことを分けて書きます。

私たちの実感

正直に言うと、AIで作ったサイトや記事は、検索で上がりづらいと感じることがあります。一方で、同じようにClaude Codeで作った漫画のクイズサイトヨミコミには、検索などからの訪問が来はじめています(数字は、もう少したまってから公開する予定です)。同じ道具で作っても、結果が違う。ということは、差を生んでいるのは作り方より、中身や条件のほうなのではないか。そう考えています。

Googleが見ているのは「作り方」より「価値・独自性・労力」

Googleの基本の考え方(「コンテンツがどのように制作されたかではなく、その品質に重点を置く」)は、ホームページはAIで無料で作れる?(Googleの節)で紹介しています。ここでは、もう一歩踏み込んだ説明を見てみます。

あわせて読みたいホームページはAIで無料で作れる?6サービスの無料プランを公式で確認(2026年10月時点)

スパムに関するポリシーでは、問題にしているのは「ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成すること」で、それは「独自性のないコンテンツをその作成方法は問わず、大量に作成することに特化しています」と書かれています(スパムに関するポリシー)。AIだから、ではなく、価値のないページを大量に作ることが問題、ということです。

また、役に立つコンテンツについての説明には、評価の観点としてこうあります。

「労力: …独自の分析を記述する、詩を自分で翻訳する、ゲーム用のカスタム インタラクティブ マップを作成するなどは、高い労力を表します。逆に、フィードからページを自動生成したり、生成 AI を使用して大量のテキストを生成したりすることは、手動による監視やキュレーションを伴わないため、ほとんど労力を要しません。」
「独自性: 他のウェブサイトではまだ入手できない、独自のオリジナルな情報や視点をコンテンツが提供している程度。」
「才能やスキル: …(明確な文章、よくできた動画、機能的なページツールなど)」

出典:Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」、「スパムに関するポリシー」(いずれも2026年10月9日に確認)

労力の例に「ゲーム用のカスタム インタラクティブ マップ」、スキルの例に「機能的なページツール」が挙がっているのは興味深いところです。遊べる・使えるページは、どこにでもある文章になりにくい。ヨミコミのようなクイズサイトに訪問が来ていることと、つながっているのかもしれません(これは私たちの推測です)。

調査データ:AIかどうかと順位の相関は、ほぼゼロ

SEOツールの会社Ahrefsは、10万のキーワードで上位20件に入った60万ページを、自社のAI判定ツールで調べています。AIで作られた度合いと順位の相関は「0.011, effectively zero(0.011で、事実上ゼロ)」でした。上位のページの内訳は、AIだけで作られたページが4.6%、人だけで作られたページが13.5%、両方が混ざったページが81.9%です。

出典:Ahrefs「AI-Generated Content Does Not Hurt Your Google Rankings」(2025年7月7日)。SEOツール会社の自社調査で、相関を見たものです(原因と結果を示したものではありません)。結果はAI判定ツールの精度にも左右されます。

上位の8割以上が「人とAIの両方」で作られている、という数字は、私たちのやり方(人が決めて、作業をAIに任せる)に近いと感じます。一方で「AIだけ」のページは4.6%と少数でした。これを「AIだから」と読むか、「AIだけで作ると、独自の情報や労力が入りにくいから」と読むかは、このデータだけでは分けられません。

まだ分からないこと

私たちの記事が上がりづらいと感じる理由は、AIかどうか以外にも考えられます。

  • ドメインが新しい:このサイトは2026年10月に公開したばかり。Googleの公式の説明でも、クロールには「数日から数週間かかることがあります」(URL の再クロールを Google にリクエストする)
  • 狙う言葉の競争が強い:費用や依頼先の言葉は、大手や比較サイトが上位に並びやすい
  • どこにでもある情報の割合:相場表や手順だけの記事は、上位の記事と同じ内容になりやすい

今はまだ、どれが効いているのか切り分けられていません。だから、公開から3か月はAIかどうかで判断しないと決めて、Search Consoleの数字を記事ごとに見ています。この記事に、手順書の中身や、作業中の事故、まだ分からないことまで書いているのも、ほかのサイトにはない情報を載せるためです。

規約・作ったものの権利・学習設定を原文で確認する

Claude Codeで作ったホームページを事業で使うときに気になるのが、規約です。ここでは、2026年10月9日に確認した原文をそのまま紹介します。ここに書いたのは私たちの読み方で、法的な判断ではありません。使う前に、必ずご自身で規約の最新版を読んでください。

どの規約が当てはまるか

Claude Codeの公式ドキュメントでは、プランによって当てはまる規約が分かれています。「商用条件 - Team、Enterprise、および Claude API ユーザー向け」「コンシューマー利用規約 - Free、Pro、および Max ユーザー向け」です(法務とコンプライアンス)。Pro・Maxで使う場合は、コンシューマー利用規約(Consumer Terms of Service、2025年10月8日発効)を読むことになります。また、この規約では利用者は「at least 18 years old」(18歳以上。住んでいる地域で同意に必要な年齢のほうが高ければ、その年齢以上)とされています。

作ったもの(出力)の権利

「Subject to your compliance with our Terms, we assign to you all of our right, title, and interest—if any—in Outputs.」

規約を守ることを条件に、出力についてAnthropicが持っている権利があれば(if any)、それを利用者に譲る、という書き方です。「出力に著作権が生じる」と保証する文ではありません。AIで作ったものに著作権が生じるかどうかは、日本の法律の考え方の問題です。文化庁の資料にもとづく整理はホームページはAIで無料で作れる?(著作権の節)にまとめています。

なお、Team・Enterpriseなどに当てはまる商用条件(2025年6月17日発効)には、「Customer…owns its Outputs」「Anthropic hereby assigns to Customer its right, title and interest (if any) in and to Outputs.」とあります。

正しさの確認は、利用者の側

「Outputs may not always be accurate…You should not rely on any Outputs or Actions without independently confirming their accuracy.」

出力はいつも正しいとは限らず、自分で正しさを確かめずに頼ってはいけない、という内容です。図解の出典の件のように、ホームページに載せる前の事実確認は、使う側の仕事です。

事業での利用について

今回読んだ範囲では、コンシューマー利用規約に「自分の事業のホームページ作りに使ってはいけない」と書いた文は見当たりませんでした。ただし、「事業に使ってよい」とはっきり書いた文でもありません。競合する製品・サービスの開発に使うことの禁止など、使い方の制限はあります。事業で使う前に、規約の原文を確かめてください。

入力した内容の学習設定

お客さまの情報や、まだ公開していない内容を扱うなら、ここは必ず確認したいところです。

「この設定がオンの場合、Free、Pro、Max アカウントからのデータを使用して新しいモデルをトレーニングします(これらのアカウントから Claude Code を使用する場合も含みます)」

コンシューマー利用規約にも、モデルの学習に使うことがある、ただし「unless you opt out of training through your account settings(アカウントの設定で学習を断らない限り)」とあります。データを保持する期間は、学習を許可した場合は「5 年間」、許可しない場合は「30 日間」と説明されています。一方、Team・Enterprise・APIなどの商用の利用では、「Claude Code に送信されたコードまたはプロンプトを使用して生成モデルをトレーニングしません」とされています(自分からデータの提供を選んだ場合を除く)。ただし、学習を断っていても、フィードバックとして送った内容や、安全性の確認の対象になった内容は例外とされています。Claude Code の /feedback で送った会話は5年間保持される、とも説明されています。

出典:Claude Code ドキュメント「データの使用」、Anthropic コンシューマー利用規約(いずれも2026年10月9日に確認)。設定の場所や内容は変わることがあるので、最新は公式で確認してください。

Pro・Maxで使うなら、使い始める前にアカウントの設定で学習の扱いを確かめる。お客さまから預かった情報を入れる可能性があるなら、商用の規約が当てはまるプランも選択肢に入れる。これが、私たちがおすすめする最低限の確認です。ツクシでも、代表のアカウントの設定で、会話や作業を学習に使う設定(Help improve our AI models)がオフになっていることを確かめています(2026年10月9日)。

お客さまの名前や連絡先などの個人情報を扱うなら、個人情報保護委員会の「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」(2023年6月2日)も参考になります。事業者が個人情報を含む指示を入力するときは、利用目的の範囲内かを確認すること、本人の同意なく個人データを入れる場合は、サービスの提供事業者がそれを機械学習に利用しないことなどを確認すること、とされています。迷ったら、個人情報は入れずに作業するのがいちばん確実です。

Claude Codeが向いている人・向いていない人

Claude Codeは便利な道具ですが、誰にでもいちばん合うとは限りません。私たちの経験から、分けるとこうなります。

向いている人ほかの方法のほうが合う人
ファイルやフォルダの操作に抵抗がない。分からないことをAIに聞きながら進められるターミナル・GitHub・DNSといった言葉に触れたくない
自分で決めたい。デザインや構成を細かく直したい更新は社内の誰かが、管理画面から気軽にやりたい
作ったあとも、Search Consoleなどの数字を自分で見る時間がある作ったあとの確認や直しまで、誰かに任せたい
月額の利用料(ドル建て・税別)を、作る期間や運営のあいだ払えるまずは費用をかけずに、名刺代わりのページを1枚出したい

右側に当てはまるなら、Wix・ジンドゥー・STUDIOなどの作成ツールのほうが合うかもしれません。無料プランでどこまでできるかはホームページはAIで無料で作れる?で、制作会社・個人・自作の比べ方はホームページ制作はどこに頼む?で整理しています。

あわせて読みたいホームページ制作はどこに頼む?制作会社・個人・自作を比べて、失敗しない選び方|我孫子・柏の中小企業向け

自分で作ることは、とてもいい選択です。自社のことをいちばん知っているのは自分たちですし、作りながら「誰に何を伝えたいか」がはっきりしてくることも多いからです。

途中で止まったら:「ここだけ」頼む方法もある

自分で作り始めて、途中で止まってしまった。そんなときは、全部を作り直す必要はありません。止まったところだけ手を借りる方法があります。

こんな状態ならツクシのメニュー料金(税込)
形はできた。でも、独自ドメインの接続や、問い合わせ・LINEへの導線で止まっている仕上げパック(AI・無料ツールで作ったサイト向け)。文章の事実確認と言い過ぎ表現の直し、問い合わせ・電話・LINEへの導線、独自ドメインの接続、Googleビジネスプロフィールとのつなぎ、写真の差し替え(お手持ちの写真で)55,000円〜
1か所だけ直してほしい・設定だけ見てほしいホームページの修正(単発)。60分までの作業と作業前のバックアップ込み。60分を超える場合は30分ごとに5,500円1回11,000円〜
自分でやる時間はない。最初から相談したいホームページ制作ページで料金を公開しています

※仕上げパックには、写真撮影(別料金)、ページの作り直し、作成ツールやドメインの利用料は含みません。仕上げパックと修正は、作業前に今のサイトを無料で確認してからお見積りします。ご相談とお見積りは、どのメニューも無料です。

私たちも同じ道具を使っているので、どこで止まりやすいかは、身をもって知っています。そのうえで、AIには作れない写真・言葉・事実の部分を一緒に整えるのが、私たちの仕事だと考えています。

よくある質問

Claude Codeは無料で使えますか?
2026年10月9日時点の公式ドキュメントでは、使えません。「無料の claude.ai プランには Claude Code アクセスは含まれていません」とあり、Pro・Max・Teamなどの有料プランが必要です(料金の節)。
料金は日本円でいくらですか?
公式の料金ページはドル表記で、税別です(2026年10月9日時点で、Proは月払いの場合$20)。日本円での請求額はこの記事では確認していません。為替や税で変わるため、申し込む前に公式ページと請求画面で確かめてください。
プログラミングを知らなくても、ホームページを作れますか?
ページを組み立てる作業は、日本語で指示して進められます。ただ、ファイルやフォルダの操作、公開先やドメインの設定は、自分で理解しながら進める必要があります。止まりやすいところは止まりやすい3か所にまとめました。
Claude Codeで作ったホームページを、会社のサイトとして使ってもいいですか?
私たちが読んだ範囲では、コンシューマー利用規約に、事業のホームページ作りへの利用を禁じる文は見当たりませんでした。ただし「使ってよい」と明記した文でもありません。出力の権利は「if any(あれば)」譲る、という書き方です。使う前に規約の原文を確認してください。これは私たちの読み方で、法的な判断ではありません(規約の節)。
お客さまの情報を入れても大丈夫ですか?
Free・Pro・Maxでは、設定がオンの場合、入力したデータがモデルの学習に使われることがあると公式に書かれています。使い始める前に、アカウントの設定で学習の扱いを確認してください。商用の規約が当てはまるTeamなどでは、学習に使わないとされています(学習設定の節)。
AIで作ったホームページは、検索で不利になりますか?
Googleは「作り方」より、価値・独自性・労力を見ると説明しています。ただ、私たち自身も「上がりづらい」と感じることがあり、原因はまだ切り分けられていません。自社の実績・写真・料金など、ほかにはない情報を載せることが土台になります(検索の節)。
WordPressのサイトでもClaude Codeを使えますか?
テーマのファイルの編集などに使っている例はあります。ただ、ツクシはWordPressを使わない作り方をしているため、WordPressでの具体的な手順はこの記事では扱っていません(WordPressとの関係)。
Claude Codeで作りかけのサイトを、途中から見てもらえますか?
途中からでもご相談いただけます。今のサイトの状態を無料で確認してから、お受けできる範囲とお見積りをお伝えします。独自ドメインの接続や問い合わせへの導線だけ、といった部分的なご依頼もご相談ください。LINEからお気軽にどうぞ。

まとめ

  • Claude Codeでホームページを作成すると、組み立てと確認の作業は速くなる。でも誰に何を伝えるか、取材・撮影、言葉選び、載せる内容への責任は人が持つ
  • 無料プランでは使えない。料金はドル建て・税別で、変わりやすいので最新は公式で確認(2026年10月9日時点の内容を掲載)
  • 入りやすいのはデスクトップアプリの「Code」タブ。Node.jsが必要なのは npm で入れる場合だけ
  • 止まりやすいのはドメイン・公開・計測の3か所。どれも見た目は正常なまま止まる
  • 作業中の事故は、どれも「どこで・何を実行するか」「出てきたものを確かめたか」の確認不足から。公開 → 本番で確認 → GitHubへの順番と、図解の1枚ずつの照合を守る
  • 規約では、出力の権利は「if any(あれば)」譲られる。Pro・Maxで使うなら、学習の設定を最初に確認する
  • 検索で評価されるかは、作り方より価値・独自性・労力。ほかにはない自社の情報を載せることが土台

公開したあとの初期設定はホームページ公開後にやること、AIや無料ツールで作る場合の比較はホームページはAIで無料で作れる?にまとめています。ほかの記事はWeb・ホームページの一覧からどうぞ。

自分で作ってみるのは、とてもいい一歩です。もし途中で止まったら、そこから一緒に進めましょう。「作ってはみたけれど、このまま公開していいか分からない」という段階でも大丈夫です。全部を任せる必要はありません。LINEかお問い合わせからどうぞ。

「うちの場合はどうだろう?」と思ったら、まずは無料でご相談ください。

まずは、お話を聞かせてください。

ご相談は無料です。「何から始めればいいかわからない」という段階こそ、お気軽にどうぞ。