会社紹介動画・PR動画の費用相場|3分で数万〜130万円と各社の目安に幅。差が出る理由と内訳

会社紹介動画・PR動画の費用相場|3分で数万〜130万円と各社の目安に幅。差が出る理由と内訳

「会社紹介動画って、いくらかかるの?」——調べると、3分の動画で3万円という話も、130万円という話も出てきます。差は40倍以上。これでは予算の立てようがありません。実は、金額を決めているのは尺(長さ)よりも「撮影の日数と、どこまでの作業を頼むか」です。この記事では、各社が公表している相場の目安を30秒・1分・3分の尺別と含まれる作業別に整理し、内訳、依頼先による違い、見積もりで確認することまでまとめました。「この見積もりは妥当か」を自分で判断できるようになるのがゴールです。

結論:金額は「尺」より「撮影の日数と中身」で決まる

同じ3分の動画でも、手元の素材をつなぐだけなら数万円。企画から考えて、撮影して、ナレーションを入れれば数十万円以上。値段の差は、尺ではなく「含まれる作業」の差です。

まずは、含まれる作業と尺で並べた早見表です。

早見表:含まれる作業×尺

含まれる作業30秒1分3分
編集のみ(素材は自社で用意)5,000〜15,000円1万〜2.5万円2万〜6万円
撮影+編集(フリーランス)2万〜5万円——
企画+撮影+編集(フリーランス)3万〜8万円——
フリーランスに依頼(3分)——5万〜60万円
制作会社の尺別の目安20万〜60万円40万〜100万円60万円〜(3分以上)
制作会社に依頼(3分)——30万〜130万円
会社紹介動画—40万〜50万円60万〜70万円

出典:編集のみ・撮影+編集・企画+撮影+編集はジアス、フリーランスに依頼(3分)と制作会社に依頼(3分)はお絵かきムービー、制作会社の尺別の目安は日本テレビアート、会社紹介動画はLumiiの各記事。いずれも各社が公表している目安で、公的な統計や一次調査ではありません。「—」はその組み合わせの目安が見当たらなかった欄です。

表を縦に見ると、上の行ほど自社でやる作業が多く、下の行ほど任せる作業が多いことが分かります。見積もりを比べるときは、まず「この金額にどの作業が入っているか」をそろえてください。

もう1つの考え方:1日で撮って、何本に分けるか

費用の大きな部分は、撮影の日です。カメラマンが動き、機材を運び、社長やスタッフも時間を空けます。だからこそ、1回の撮影から何本の動画を作るかで、1本あたりの費用は大きく変わります。

頼み方できるもの考え方
1日撮影→1本3分の紹介動画1本撮影費がまるごと1本に乗る
1日撮影→複数本3分の紹介動画1本+短い動画数本+写真撮影費を複数の使い道で分け合える

たとえばツクシの紹介動画の例は、35万円(税込)で3分の紹介動画1本+1.5分以内の短い動画3本です。4本で割ると、単純計算で1本あたり約8.75万円。ただしこれはあくまで単純計算で、1本ずつ頼んだときの価格ではありません。同じ日に撮るから、この組み合わせになります。

尺別の相場:30秒・1分・3分

尺別の相場を、各社の目安で並べます。

尺日本テレビアートVideoWorksジアス(編集のみ)
30秒20万〜60万円5,000〜5万円(1分未満)5,000〜15,000円
1分40万〜100万円1万〜10万円1万〜2.5万円
3分60万円〜(3分以上)3万〜30万円2万〜6万円

出典:日本テレビアート、VideoWorks、ジアスの各記事が公表している目安。公的な統計ではありません。

なぜ3分で「3万〜130万円」も差が出るのか

3分の動画だけを抜き出すと、こうなります。

出典3分の目安前提
ジアス2万〜6万円編集のみ
VideoWorks3万〜30万円尺別の目安
お絵かきムービー5万〜60万円フリーランスに依頼
お絵かきムービー30万〜130万円制作会社に依頼
Lumii60万〜70万円会社紹介動画

差を生んでいるのは、次の5つです。

  • 撮影があるか:素材を自社で用意するなら、撮影費はかからない
  • 撮影は何日か:1日か2日か。場所は1か所か複数か
  • 企画・構成を任せるか:何をどの順で伝えるかを考える作業
  • ナレーションや出演者を頼むか:プロの声やモデルは別料金になりやすい
  • 編集をどこまで作り込むか:テロップ、図解、BGM、音の調整

「3分でいくら」と聞くより、「この5つのうち、何を頼むといくらか」と聞くほうが、見積もりの比較がしやすくなります。

尺が3倍でも、費用は3倍にならない

Lumiiの目安では、会社紹介動画は1分で40万〜50万円、3分で60万〜70万円です。尺は3倍ですが、金額の差は約20万円。1.5倍ほどです。

理由はシンプルです。1分でも3分でも、撮影が同じ1日で済むなら、増えるのは主に編集の手間だからです。逆に言えば、「短くすれば大きく安くなる」とは限りません。費用を下げたいなら、尺より先に撮影の日数と場所の数を見直すほうが効きます。

何に使う動画か:30秒・1分・3分の使い分け

尺は「どこで流すか」から決めます。

尺向いている場所伝えられること
3分前後ホームページのトップ、営業の場、会社説明会会社の考え方、仕事の流れ、代表やスタッフの話
1〜1.5分SNS、Web広告サービス1つ、お店の雰囲気、よくある質問への答え
30秒前後広告の冒頭、SNSのつかみ一番伝えたいこと1つだけ

YouTubeショートは、最大3分までの動画(縦型または正方形)を投稿できます(YouTubeヘルプ)。Instagramなど、ほかのSNSの長さの条件は変わることがあるので、投稿前に各サービスの案内を確認してください。

ポイントは、3分の本編と短い動画を、同じ撮影から作れることです。本編用に撮った場面を切り出して、SNS用に編集し直せます。撮る前に「どこで使うか」を決めておくと、1回の撮影でまかなえる範囲が広がります。

種類・用途別の相場

種類各社が公表している目安出典
会社紹介動画30万〜100万円Lumii
会社紹介動画(3分)30万〜100万円VideoWorks
会社紹介動画50万〜300万円Freshtown
企業PR動画20万〜100万円お絵かきムービー
採用動画別記事で解説(ツクシの例は55万円・税込)採用動画の費用と種類

※いずれも各社が公表している目安で、公的な統計ではありません。

価格帯別にできること(会社・店舗紹介)

動画幹事は、会社・店舗紹介動画を価格帯ごとに分けて説明しています。

価格帯できることの例
10万〜30万円静止画を使ったスライドショー形式。120秒
30万〜80万円社員インタビューや社内の風景。120秒。撮影1日、制作期間1〜1.5か月
80万〜200万円仕事への密着。180秒以内

出典:動画幹事の記事が公表している目安。公的な統計ではありません。

参考までに、制作会社のムビサクが行ったアンケート(2026年7月、n=500)では、動画広告1本の制作費は「10万〜30万円未満」という回答が最も多く23.2%でした。BtoCの企業(n=200)では「30万〜50万円未満」が最多で32.5%です(ムビサク)。制作会社による自社調査なので、参考値として見てください。

費用の内訳

見積書には、だいたい次の項目が並びます。総額だけでなく、どこにいくら乗っているかを見てください。

項目何にかかるお金か金額が増える条件
企画・構成誰に何を伝えるか、どの順で見せるか、撮影リストづくり取材や打ち合わせの回数が多い。台本を細かく作る
撮影カメラマン、機材、移動、撮影当日の進行撮影が2日以上。場所が複数。ドローンや照明を増やす
出演モデル、俳優、ナレータープロの出演者を頼む。社長やスタッフが出るなら、ここはかからない
編集カット、テロップ、BGM、色の調整図解やアニメーションを入れる。テロップを細かく入れる
音の仕上げ(MA)ナレーションの収録、音量や音質の調整プロのナレーターを使う。複数の言語版を作る
修正初稿を見てからの直し決められた回数を超える。撮り直しが必要になる

とくに差が出やすいのは撮影です。撮影が1日増えると、カメラマンも機材も移動ももう1日分かかります。撮る場面を事前に一覧にして、1日に収めるのが基本です。

依頼先で変わる金額

依頼先3分の目安特徴
フリーランス5万〜60万円(お絵かきムービー)中間に入る人がいない分、安くなりやすい。企画まで考える人もいれば、撮影・編集だけの人もいる
制作会社30万〜130万円(お絵かきムービー)企画から納品まで分担して進める。会社によって得意な動画が違う
広告代理店公表された目安は見当たらず広告の出し方や全体の戦略までまとめて相談できる。制作を別の会社が担当する形もある

※金額はお絵かきムービーの記事が公表している目安。公的な統計ではありません。

どこに頼むにしても、確認したいのは「窓口の人が、撮影の現場にも来るか」です。打ち合わせで話したことが現場に伝わっていないと、イメージと違う動画になりやすいからです。

費用を抑えるコツ

  1. 撮影を1日に収める:撮る場面を事前に一覧にする。場所も絞る
  2. 伝えたいことを1つに決める:「あれもこれも」は尺も撮影も増える。迷ったら「誰に、何を知ってほしいか」を1文で書く
  3. 社長やスタッフが出る:出演者の費用がかからない。普段の仕事ぶりのほうが伝わることも多い
  4. 写真も同じ日に撮る:ホームページ、チラシ、Googleマップの写真を別の日に撮らずに済む
  5. 1回の撮影から複数本作る:本編と短い動画をまとめて頼むと、撮影費を分け合える
  6. 素材を自社で撮って、編集だけ頼む:SNS用の短い動画なら、スマホの素材でも十分なことがある
削らないほうがいいもの:企画・構成。ここを削ると、映像はきれいでも「何が言いたいか分からない」動画になりがちです。安くしたいときは、撮影の日数と編集の作り込みを削り、企画・構成は残すのがおすすめです。

見積もりで確認すること

あとから「それは別料金です」とならないよう、次の項目を確認してください。

確認項目聞くこと
① 撮影日数何日で撮るか。延びたらいくらか
② 撮影場所の数何か所まで含まれるか
③ 出演者社長・スタッフが出るのか、プロに頼むのか
④ ナレーション入れるか。人の声か、AIの音声か
⑤ BGMどんな音源を使うか。ホームページ・SNS・広告で使えるか
⑥ 修正回数何回まで含まれるか。超えたらいくらか
⑦ 納品の形横長か縦長か。両方ほしいか。ファイルの形式
⑧ 交通費どこまでが料金に含まれるか
⑨ 使っていい範囲どこで、いつまで、どう使えるか(下で説明)

「データをもらう」と「自由に使える」は別の話

動画のファイルを受け取っても、それだけで何にでも使えるとは限りません。著作権法では、映画の著作物(動画も含まれます)の著作者は、制作・監督・演出・撮影・美術などを担当して全体の形成に創作的に寄与した人とされています(第16条)。そのうえで、著作者が映画製作者に参加を約束しているときは、著作権は映画製作者に帰属するとされています(第29条第1項)。映画製作者とは、映画の製作に発意と責任を有する者のことです(第2条第1項第10号)。

出典:e-Gov法令検索「著作権法」

では、制作を外に頼んだ動画で、映画製作者が依頼した会社なのか制作した側なのか。これは契約や進め方の事情によって変わり、一律には言えません。だからこそ、使える範囲を契約で決めておくことが大切です。

決めておく範囲例
使う場所ホームページ、SNS、Web広告、展示会、テレビ
二次編集自社で短く切り出す、テロップを差し替える、別の制作会社に編集を頼む
期間期限なしか、何年までか
素材BGM・写真・出演者の映像は、上の範囲で使えるか

とくにBGMと出演者は、動画本体とは別の権利や約束が関わることがあります。広告に使う予定があるなら、最初に伝えておきましょう。

作ったあとにかかる費用

紹介動画は、作って終わりではありません。SNSで発信を続けるなら、毎月の費用がかかります。

続け方かかるもの
紹介動画をホームページに載せる載せる作業。ホームページの修正として頼むこともできる
SNS用の短い動画を毎月作る企画・撮影・編集の月額
撮影は自社、編集だけ頼む編集の月額
投稿やコメント対応まで任せる運用代行の月額

ムビサクのアンケート(2026年6月、n=500)では、SNSにかける月間の予算は「10万〜30万円未満」が最多で27.2%でした(ムビサク、制作会社による自社調査)。続けられる金額かどうかを、作る前に考えておくと安心です。SNSが続かないときの考え方は中小企業のSNSが続かない理由にまとめています。

ツクシの料金(我孫子・柏)

ここまでの相場と比べられるよう、ツクシの料金を載せておきます。ツクシは我孫子を拠点にした個人事業です。窓口は最初から最後まで代表の橋爪が担当し、撮影と編集は案件に合わせて外部のパートナーとチームを組みます。

メニュー料金(税込)内容
無料相談・打ち手診断0円何を撮れば、どこで使えるかを整理
会社・お店の紹介動画(例)35万円3分の紹介動画1本+1.5分以内の短い動画3本。企画・構成・撮影・編集込み。修正2回まで
SNS用ショート動画月2本 55,000円〜企画・撮影・編集。撮影は月1回まとめて
動画編集のみ月額3万円〜自社で撮った素材を編集
写真撮影2時間 44,000円〜外観・店内・人物・商品。動画と同じ日にまとめて撮ることも可

※料金は一例です。尺・本数・撮影場所で変わります。我孫子市・柏市以外は交通費を別途お見積りします。修正は2回まで料金内で、3回目以降は内容に応じてお見積りし、作業の前にお伝えします。

1日の撮影で、紹介動画・短い動画・写真をまとめて撮り、ホームページ、SNS、チラシ、Googleマップに使い回す。これがツクシの基本の組み立て方です。詳しくは動画制作・写真撮影のページをご覧ください。写真だけ・編集だけのご依頼は単発のご依頼、撮った素材を載せるホームページはホームページ制作、チラシや名刺はデザイン制作にまとめています。採用のための動画は社長1日密着の採用動画の専門サイトがあります。

よくある質問

会社紹介動画の費用相場はいくらですか?
各社が公表している目安では、会社紹介動画は30万〜100万円(Lumii)、50万〜300万円(Freshtown)などです。ただし、撮影があるか、何日撮るか、企画やナレーションを頼むかで大きく変わります。同じ条件をそろえて、複数の見積もりを比べるのがおすすめです。
3分の動画はいくらですか?
含まれる作業によって、2万円台から100万円を超えるものまであります。編集のみなら2万〜6万円(ジアス)、フリーランスに依頼すると5万〜60万円、制作会社なら30万〜130万円(お絵かきムービー)が各社の目安です。
30秒の動画だけ作ることはできますか?
できます。ただ、30秒でも撮影が1日かかるなら、撮影費は3分の動画とあまり変わりません。せっかく撮るなら、同じ日の素材から長い本編と短い動画を両方作ると、1本あたりの費用を下げられます。
スマホで撮った素材の編集だけ頼めますか?
頼めます。各社の目安では、編集のみで30秒5,000〜15,000円、3分2万〜6万円(ジアス)です。ツクシでも、自社で撮った素材の編集を月額3万円〜(税込)で承っています。
完成までどのくらいかかりますか?
動画幹事の目安では、30万〜80万円の会社・店舗紹介動画で制作期間1〜1.5か月です。ツクシでは、写真は撮影から1週間ほど、ショート動画は2週間ほど、紹介動画は1か月ほどが目安です。
補助金は使えますか?
小規模事業者持続化補助金などの対象になる場合があります。ただし、使える費目や上限、申請の条件は公募の回ごとに変わります。たとえば第20回の公募要領では、交付決定の前に発注した費用は対象外です。申請する回の公募要領で確認してください。詳しくはホームページ制作に使える補助金まとめをご覧ください。
動画の制作費は経費になりますか?
事業のための支出なら、経費として扱うのが一般的です。ただ、勘定科目や処理の仕方は内容や金額によって変わることがあります。考え方はホームページの費用相場と勘定科目でも整理していますが、最後は顧問の税理士にご確認ください。
作った動画の著作権は誰のものですか?
契約や進め方によって変わるため、一律には言えません。大切なのは、ホームページ・SNS・広告など、どこで・いつまで・どう使えるか、自社で切り出して編集し直してよいかを、契約の段階で決めておくことです。
採用動画も同じくらいの値段ですか?
採用動画は、伝える相手も撮り方も違うため、別の記事で費用と種類をまとめています。採用動画の費用と種類をご覧ください。

まとめ

  • 会社紹介動画・PR動画の費用は、尺より「撮影の日数」と「含まれる作業」で決まる
  • 同じ3分でも、編集のみなら数万円、制作会社に一式なら数十万〜100万円超。相場の数字は、どれも各社が公表している目安
  • 尺を3倍にしても、費用は3倍にならない。下げたいなら撮影の日数と場所を先に見直す
  • 1回の撮影から複数本+写真を作ると、撮影費を分け合える
  • データを受け取ることと、自由に使えることは別。使える範囲を契約で決める

「何を撮ればいいか分からない」「この見積もりが妥当か見てほしい」という段階でも大丈夫です。使いたい場所とご予算をうかがって、撮影の設計図を一緒に考えます。詳しくは動画制作・写真撮影のページをご覧ください。

「うちの場合はどうだろう?」と思ったら、まずは無料でご相談ください。

まずは、お話を聞かせてください。

ご相談は無料です。「何から始めればいいかわからない」という段階こそ、お気軽にどうぞ。